大人気の老舗旅館の大丸別荘が温泉の
お湯を年二回しか交換していなかったことが発覚しましたね。。
この記事では、
なぜそれが発覚したのか?抜き打ち検査などがあったのか。
レジオネラ菌が3700倍見つかったそうですが、レジオネラ菌とは何か
感染するとどうなるのかや
他の温泉施設は大丈夫なのか見極める方法などを
調査しました。
読みたいところへとべる目次
大丸別荘なぜ発覚した?抜き打ち検査があったのか?
【塩素注入も怠る】大浴場のお湯換え、年2回だけ 福岡の老舗高級旅館https://t.co/Kb24eCChK3
大丸別荘では昨年、県保健所の検査で浴槽から基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出され、衛生管理状況が詳しく調べられていた。 pic.twitter.com/Tty99HF2OL
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 23, 2023
老舗高級旅館「大丸別荘」は1865年創業で
昭和天皇が宿泊したこともある超有名旅館。
客室は41で、150人収容の宴会場や
3500坪の日本庭園も備えている高級宿です。
その老舗温泉が、週1回以上行う必要が
ある大浴場の湯の取り換えを年2回しか実施しておらず、
塩素の注入も怠っていたことがわかった。
大丸別荘の大浴場は、温泉を掛け流し、
一部を循環濾過(ろか)させている仕様。
県条例では、連日使用型の循環浴槽は、
すべての湯を取り換える「完全換水」を週1回以上行い、
塩素濃度は1リットルあたり0・4ミリグラム以上にする必要があります。
しかし、大丸別荘は1年に2回しかやっていないかったんだね…
そこから3700倍のレジオネラ属菌が検出されました。
大丸温泉なぜ発覚したのか?
なぜ発覚したのかというと、
大丸別荘で昨年8月、基準値の2倍のレジオネラ属菌が検出されたことでした。
このとき、大丸別荘側は、自主検査の結果や
三年間の保管が義務図けられているお湯のサンプルなどを提出しました。
その後、浴場利用を一時休止して、洗浄などした後、営業を再開しました。
しかし、保健所が2022年11月に再検査したら、
今度は基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出されました。
その際に保健所が塩素濃度も測定して濃度が
基準値を下回っていることや、完全換水にかかる
実際の時間が大丸別荘が7時間といっていたのに
実際は約9時間であることを確認しました。
大丸別荘の矛盾も見つかりました。
詳しく衛生管理態勢などを調べた結果、
管理簿に記載された内容や数値が
虚偽であることを大丸別荘が認めました。
2019年以降から違反状態が続いているようです。
参考:https://digital.asahi.com/articles/ASR2R52P2R2QTIPE00S.html?pn=7&unlock=1#continuehere
虚偽の報告をしても罰金は2000円以下らしく…。
でもこのように大きなニュースになってしまっては
もう信頼を取り戻すことは難しいですね。
大丸別荘レジオネラ菌3700倍は何がヤバいのか
基準値の3700倍のレジオネラ属菌が
見つかったといわれる、大丸別荘。
そもそもレジオネラ属菌とは何でしょうか?
厚生労働省によると
レジオネラ属菌とは
自然界(河川、湖水、温泉や土壌など)に生息している細菌で、感染するとレジオネラ症を引き起こします。レジオネラ属菌は現在までにおよそ60種類が知られており、その中でも、レジオネラ・ニューモフィラは、レジオネラ肺炎を引き起こす代表的なレジオネラ属菌の1種とされています。
レジオネラ属菌に感染すると、
潜伏期間は2~10日で全身倦怠感、頭痛、
食欲不振、筋肉痛などの症状に始まり、
咳や38℃以上の高熱、寒気、胸痛、
呼吸困難が見られる肺炎や軽症のポンティアック熱が見られます。
ひどい場合は死に至る場合もあります。
国内では入浴施設などを発生源とした感染例が
多数報告されており、過去には死亡した人もいます。
お酒を多く飲む人、喫煙者、透析患者、
移植患者や免疫機能が低下している人は、
レジオネラ肺炎のリスクが高いとの報告があります。
他の施設は大丈夫か見極める方法はある?
このようにとっても危険なレジオネラ属菌ですが、
リスクはいたるところにあります。
公衆浴場や旅館の入浴施設、加温プールなどの施設は、
レジオネラ属菌が繁殖しやすい条件を備えており、
日ごろから消毒などの抑制対策が必要となっていて、
厳しい基準が設けられています。
この施設は大丈夫か…見極める方法は、施設を信じるしあありません。
しかし、温泉施設が清潔かや、その他の部分にも清掃が行き届いているかなどは
私たち消費者がチェックできる基準となるでしょう。
他にも従業員が足りているか、なども重要なポイントですね。
大丸別荘なぜ発覚した?のまとめ
大丸別荘のレジオネラ属菌3700倍はなぜ発覚したのかなどについて
まとめました。
有名老舗旅館の信頼を大きく裏切ってしまう結果となったこのニュース。
人命にもかかわる重大な違反です。
このようなことが今後起こらないように再発防止を徹底してほしいですね。
それと同時に、私たち消費者も見極める力を付けていきたいです。