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東急本店跡地はホテルか閉店で今後はどうなる?取り壊しするのか

2023年1月31日をもって

閉店した渋谷・東急本店。

渋谷のシンボルといっても過言ではありません。

お笑い芸人オードリーの若林正恭は若いころに、

東急隣の映画館でアルバイトをされていたそうです。

よく東急の屋上で休憩したりしていたとのこと。

今でもよく行くそうですよ。

そんな東急本店が閉店してしまって

とっても寂しいかぎりです。

しかし、その跡地には商業施設や

ホテルが建設されるという噂も?

東急本店の跡地はどのように活用されるのか?

その真実に迫りたいと思います。

東急本店跡地はホテルか?閉店で今後はどうなる?

結論から言うと、

東急本店跡地にはホテルや賃貸住宅、

商業施設が入る複合ビルが

建設される予定です。

低階層は商業施設、

中階層は高級ホテル、

上階層がラグジュアリーな賃貸住宅、

になるようです。

地上36階建て、地下4階で高さは

なんと164メートル!

調べたところ、渋谷区内では

恵比寿ガーデンプレースの167メートルに続いて、

第7位の高さになるみたいです。

ちなみに渋谷区内で

一番高いビルはNTTドコモ代々木ビルで、

その高さは239.85メートルです。

建築デザインに起用されるのは、

ノルウェーの建築・デザイン事務所

「Snøhetta(スノヘッタ)」です。

ホテルは、「Swire Hotels(スワイヤー・ホテルズ)」が展開する予定です。

このホテルのブランド「ザ・ハウス・コレクティブ(The House Collective)」

が日本に初進出します。

東急本店跡地の再開発計画プロジェクト名は、

「渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト(Shibuya Upper West Project)」です。

このプロジェクトを手掛けるのは

東急、L Catterton Real Estate、東急百貨店

の3社となります。

このプロジェクトは2027年の竣工

目指しスタートします。

再開発が着々と進む渋谷駅前ですが、

2027年までは再開発が目白押しだそうです。

そのような中で東急本店跡地に

建設される複合ビルが、

日本人からはもちろん世界中の人々から

愛される存在になるといいですね!

東急本店跡地は取り壊しする?

東急本店は今年の4月から

本格的な解体工事が始まる予定です。

解体が発表されたのは2021年5月でした。

隣接するBunkamuraは

大規模改修のため2023年4月から

長期休館します。

大規模改修工事を経て

2027年度中に営業を再開する予定です。

東急本店は1967年11月、

渋谷区立大向小学校跡地にオープンしました。

地上9階、地下3階で、渋谷駅からから

文化通りを徒歩5分ほど進んだ場所にあります。

その歴史は55年という半世紀にわたるもの。

まさに渋谷区の高度経済成長期を

見守ってきた存在と言っても過言ではないでしょう。

そのような歴史あるビルが解体されるわけですから、

渋谷に慣れ親しんできた人々にとっては、

寂しさもひとしおですね。

東急本店閉店の理由は?

東急本店解体の理由はビルの

老朽化・陳腐化に伴うものとのことです。

それだけではなく、ユニクロなどの

ファストファッションに市場をうばわれつつあること、

それにネット通販の台頭、

追い打ちをかけたのがコロナ禍における百貨店需要の低下、

なども大きな理由の一つと言えるのではないでしょうか?

上述したとおり百貨店の市場は

コロナ以前から縮小傾向でした。

コロナの影響を一番受けた2020年から

一転して、2021年以降は各百貨店とも、

業績は回復傾向にはありました。

しかしながらコロナ前の2019年から比較すると、

依然として20%以上もの売上高減少がみとめられます。

東急百貨店においても

2020年度の決算では

前期と比べて30.8%も売り上げが落ちました。

今後も、百貨店業界は市場の

縮小傾向から苦戦が続くものと思われます。

百貨店業界が生き残ってゆくには、

独自の戦略を構築し、

他社、ファストファッション業界、

通販サイト業界、

との差別化を図っていかなくてはならないのかもしれませんね。

東急本店跡地はホテルか?のまとめ

東急本店跡地には

商業施設、高級ホテル、ラグジュアリー賃貸住宅

を含む複合ビルが建設予定で

あることがわかりました。

最先端の文化や流行を

発信してきた東急本店ですが、

昭和、平成と歴史を刻んで、

令和の時代に終焉を迎えました。

当時、小学生だった子供たちが、

もう還暦を超えています。

55年もの間、渋谷の街を

高度経済成長とともに見続けてきた東急本店・・・

そんな歴史ある百貨店が

なくなってしまうわけですから、

渋谷の街が生活の一部だった人たちは

感慨深いものがあるかもしれません。

2027年に竣工される複合ビルが東急本店に代わって、

令和の時代以降の渋谷のシンボルとなって、

渋谷の人々の心の支えになっていくことをお祈りします。